🇹🇭 タイ 進出ガイド

タイの展示会・商工会議所イベント完全ガイド 2026

タイでの BtoB 商談は、展示会を軸に動く。現地では「顔を合わせてから商談」が基本だ。2026 年、タイ・ASEAN 市場への参入を考えるなら展示会の活用が最速の近道になる。

2026 年 タイ主要 BtoB 展示会カレンダー

タイには年間 150 以上の業種別展示会がある。BtoB 商談に直結する主要 10 件を以下にまとめた。

展示会名 主な業種 会場 規模(来場者目安) 公式 URL(参考)
3 月 ProPak Asia 食品・包装・加工 BITEC 約 4 万人 propakasia.com
3 月 BMAM Expo Asia ビル管理・設備 BITEC 約 1.5 万人 bmamexpoasia.com
5 月 SUBCON Thailand 製造サプライヤー BITEC 約 2 万人 subconthailand.com
6 月 Manufacturing Expo 自動車・電子機器・工作機械 BITEC 約 6 万人 manufacturing-expo.com
8 月 TILOG-LOGISTIX 物流・SCM・倉庫 BITEC 約 2.5 万人 tilog-logistix.com
9 月 Food & Hospitality Thailand 飲食・ホテル・外食 IMPACT Muang Thong Thani 約 3 万人 foodhospitalitythailand.com
10 月 Thailand Lab International 分析機器・研究設備 BITEC 約 1.2 万人 thailandlab.com
11 月 METALEX 製造・金属・切削加工 BITEC 約 9 万人 metalex.co.th
11 月 Interplas Thailand プラスチック・ゴム成形 BITEC 約 2 万人 interplasthailand.com
通年 JCC 月例セミナー 業種横断(日系企業向け) バンコク市内各所 30〜200 名規模 jcc.or.th

会場は BITEC(バンコク国際貿易展示センター)に集中している。スクンビット沿線からタクシーで 30 分が目安だ。

METALEX(11 月)— 製造業向け最大の展示会

METALEX は東南アジア最大級の金属・製造機器展示会だ。来場者は毎年 9 万人を超える。出展社数は 3,000 社以上、55 か国から集まる。

対象業種は幅広い。切削工具・工作機械・板金・溶接・CAD/CAM・IoT 製造ソリューション、どれも扱いがある。日系メーカーのブース数は例年 200 社超だ。

出展ブースの料金は 6 ㎡で 25 万 THB(約 100 万円)から。スペースのみ契約してタイ側に施工を委託するパターンが主流だ。

商談件数の目安は、3 日間で 80〜150 件。事前にバイヤーリストを取得し、アポを入れてから参加するチームが実績を出している。「足を運んで待つ」だけでは消耗する。

Manufacturing Expo(6 月)— 自動車・電子機器系の山場

Manufacturing Expo は BITEC で毎年 6 月に開催される。自動車部品・電子機器・プレス加工・表面処理の展示が中心だ。来場者は約 6 万人。

タイの自動車産業は年間生産台数 180 万台。ASEAN でもトップクラスの製造拠点だ。サプライヤー開拓や現地調達先の比較検討に向いている。

METALEX と比べて機械工具よりも「工程・製法・材料」側の展示が多い。仕入れ先開拓より技術提携・OEM 相手を探す目的に合っている。

来場代行(バイヤー調査・名刺交換・商談録音)の需要が高い展示会でもある。現地スタッフなしで参加するなら、代行サービスの利用を検討してほしい。

TILOG-LOGISTIX(8 月)— 物流・SCM 系

TILOG-LOGISTIX は物流・倉庫・サプライチェーン専門の展示会だ。来場者は約 2.5 万人。タイ国際物流協会(TIFFA)が主催する。

フォークリフト・ラック・WMS ソフト・冷凍冷蔵輸送・カスタム申告ソフトなど、物流全工程の出展が揃う。タイから日本への輸入コスト削減を検討している企業には直接刺さる展示会だ。

バンコク港(レムチャバン港)向けの輸送コスト比較や、3PL 事業者の一次接点としても使える。8 月は雨季だが室内開催のため影響はない。

JCC(在タイ日本商工会議所)月例イベント

JCC(Japan Chamber of Commerce, Bangkok)はバンコクに拠点を置く日系企業のネットワーク組織だ。会員企業数は 1,800 社以上。

月例の業種別委員会セミナーが毎月 3〜5 本開催される。製造・流通・金融・不動産・IT など、業種別に委員会が分かれている。参加費は無料〜1,500 THB が多い。

JCC の強みは「日系企業同士の紹介文化」だ。展示会と違って参加者の名前と会社名が事前に公開されることが多い。顔を出し続けることで自然に人脈が育つ。

日本の中小企業がタイに初進出する際、JCC セミナーで既進出企業から現地情報を集めるのは定番の動き方だ。非会員でも 1 回はゲスト参加できる委員会が多い。2026 年は日本語セミナーの頻度が増えている傾向がある。

公式サイト(jcc.or.th)で委員会スケジュールを確認し、自社の業種に近い委員会から参加するのが近道だ。

出展 vs 来場代行、どちらを選ぶか

「出展」と「来場代行」の選択は、目的と予算で決まる。

比較軸 出展 来場代行
費用感 6 ㎡で 100 万円〜(施工込み 200 万円超も) 3〜20 万円(サービス内容による)
商談数 80〜150 件(3 日間) 10〜40 件(来場者リスト取得込み)
認知獲得 ◎ ブランド露出あり △ 名刺渡しのみ
向いている企業 現地販売網を持つ、または製品デモが必要な企業 市場調査・バイヤーリスト収集が目的の企業
準備期間 6〜12 か月前から 1〜2 か月前から

初めてタイに出る企業には来場代行から入ることを勧める。市場感覚をつかんでから出展の判断をする方が、投資対効果が読みやすい。出展は「知名度がある程度あってから」が基本だ。

展示会後フォロー 90 日プラン

展示会で名刺を集めても、フォローをしなければ商談にならない。成約率を上げるには「展示会後 90 日の動き方」が全てだ。

  1. Day 1〜7(即時フォロー): 交換した名刺にメールを送る。内容は自己紹介 1 行+話した内容の確認+次のステップ提案。タイ語または英語で送ること。
  2. Day 8〜30(温度確認): 返信があった企業を 3 段階(即商談・情報収集中・関係値なし)に分類する。即商談層は週 1 で進捗確認する。
  3. Day 31〜60(提案フェーズ): 即商談層に対して見積もり・仕様書・納期提示を行う。タイ側では意思決定に 1〜3 か月かかるのが普通だ。
  4. Day 61〜90(関係維持): 情報収集中の企業には月 1 回のペースでニュースレターか業界情報を送る。LINE OA を使うと開封率が上がる。
  5. Day 90 以降(定期訪問): バンコク出張を年 2〜3 回設定し、主要取引先候補を対面訪問する。メールだけでは信頼が積み上がらない。

まとめ — 展示会は「点」ではなく「線」で使う

展示会は参加するだけでは終わらない。事前準備・当日の商談・90 日のフォローを一本の線として設計して初めて成果が出る。タイ BtoB 市場では「顔を知っている相手と取引する」文化が根強い。展示会をきっかけに関係を育てることが、受注への最短ルートだ。

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